ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

ほがらか文庫028 : 「表参道を歩いてわかる現代建築」大和書房

昨日読み終わった本のご紹介。

 
「表参道を歩いてわかる現代建築」大和書房

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"表参道"にも"建築"にも興味がありました。
 
そのふたつの興味を繋いだのが、
私が時々聞いている朝のラジオ番組。
ちょうど、今月の初めは表参道に出かける予定もあったので、
そのことがこの本を手に取る後押しにもなりました。
 
わたくし、東京生まれの東京育ちですが、
表参道界隈に馴染みがありませんでした。
キャットストリートの場所がどこかも、
この本を読むまでわかりませんでした。
もちろんそんな通りの名前など知らずに、
歩いたことはありましたけど。
 
そんな私が昨年、
人に勧められて通い始めた美容室が表参道にあり、
それから何度か訪れるうちに、
少しずつ楽しめるようになってきておりました。
 
未だブランド店の扉の前に立つ度胸はありませんが、
この本を読むと、
そのブランド店の建物の外観だけでも、
充分に表参道らしさを味わえることを知ることができます。
 
また外苑・内苑と言われる、
この周辺地域全体の歴史的背景も知ることができ、
ひとつの街が、
地域、時代、人、建物によって、作り上げられていくという、
長期的スケールで把握する面白さも味わうこともできます。
 
私はたいがい、読みたい本が見つかっても、
すぐに飛びつかず、本当に読むべき1冊か、
熟成させる期間を持ちます。
なぜなら、読みたい本がたくさんあるので、
今、この時に読む本を厳選しなくてはならないからです。
しかし時々こうして、不意に寄り道をしたりもします。
いや、むしろすべてが寄り道かもしれませんね。