ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

ほがらか文庫026:「父の詫び状」向田邦子著

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「昔カレー」にちらっと登場する日本橋の洋食屋「たいめいけん」の名物、各50円のコールスローボルシチ向田邦子さんがお世話になったというカレーこそ食べなかったのですが、向田邦子さんゆかりのお店で、先日「父の詫び状」談義に花を咲かせてきました。

 

“家族“をテーマに話しはじめたら止まらない叔母と私のランチタイム。

この本をプレゼントしてくれたのも、向田邦子研究会に入っている叔母です。

 

しばらく疎遠にしていた叔母と、こうしてランチをしながらおしゃべりするにいたったことにしてもひとつのエッセイが書けそうなほど、“家族“にまつわるドラマは一人ひとりの中で今も絶賛上演中。

「父の詫び状」は、向田さんの日々のエピソードと家族の思い交わる短編のエッセイ集。わたしもひとつ書いてみようかしら、と思わせるようなひとつの家庭、ひとりの暮らしに息づく1冊でした。

 

いろんな想いの詰まった家族の一員である叔母からいただいたこの本をわたしは生涯大切にしながら、また明日も家族のドラマを綴ります。