ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

ほがらか文庫039 : 「最高の結果を引き出す質問力」茂木健一郎著

この本を読んで、どう私が変わったのか。

 

誰かに伝えるかどうかは関係なく、

「思っていること、感じていることのなるべく多くを正直に言葉にして自覚しようと試みる」ように変わりました。

 

この本の中で、そう書かれているわけではありません。

先月読み終わってから少し時間が経ち、もう一度ざっと読み返したときに、

「ああ、最近"言語化が大切だ"と考えているのは、この本からきているのだな」と感じたからです。

 

そのルーツを辿ると以下の引用が挙げられます。↓

メタ認知」とは、自分の感情を冷静に観察し、「今、自分の状態はこうだ」「自分はこんな感情を持っている」と気づく力のことです。

つまり言葉になる以前の自分の感情を、言語化することで気づくことができると考えました。

 

そのために必要なスキルが、このところ出回っているこのワードです。↓

マインドフルネスとは、現在、環境の中で起こっていること、また、自分の中で起こっていることをありのままに見られる心の状態のことをいいます。

これはこれで、もう少し勉強してみたいです。

簡単に言うと、感情は意識によってねじ曲げることができるから、そうではなくて無意識に感じていることを認知する思考法のようです。

”正直”とはこのことを意味するような気がします。

 

ともかく、こういう風に考え始めた時点で、すでに自分自身への質問がなされています。

"自分自身への質問"は自分の生きかたを築きます。

他人への質問力と共に、自分自身への問いかけもとても大切です。

なので、質問力を高めよう!というのがこの本の目的です。

もちろん相手への質問力 に関してもちゃんと書かれています。

 

そして、私が読書に求めているものの一つが、自分の中でぼんやりと浮かぶ気持ちを、ぴたりと言語化されている言葉や文章だということにも気づかせてもらえました。

 

この本を開いた理由も、以前どこかで「いい質問ですね。」と言っているのを聞いて、それがぼんやりと心に残っていたからだと思います。

「私もいい質問をしてみたい」そう言う気持ちをずっと持っているのでしょう。

 

さて、今日はどんな質問をしましょうか。

家族に、友だちに、そして自分自身に。

 

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