ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

ほがらか文庫012 : 「星の王子さま」サン=テグジュペリ著

今日で読むのは何度目だったでしょうか。

当面の読みたいリストにはなかったタイトルでしたが、心の求めるままに再読しました。
この本をほがらか文庫に置かないわけにはまいりません。
 
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
 
と言うあまりにも有名なこのフレーズ。
これを物語の中で言ったのは王子さまじゃなくて、キツネだったという事実を今日、認識しました。
 
キツネが王子さまに教えるんです。このことを。
 
星の王子さま」というタイトルと、このフレーズが結びつくと、疑いもなく、王子さまの発言のように思ってしまいます。
 
やはり物語を通して読まなければわからないことがたくさんありますね。
 
「おとなたちには、いつだって説明がいる」と、この本の“僕”は言っています。
 
だから、この本についつ説明するのはやめましょう。
 
目に見えるものを追い求めるのと同じくらい、それ以上に、目に見えないものをしっかり見つめて、明日からまた生きていきたい。
 
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さて、夫が手土産に買ってきてくれたこのチョコレートケーキに私は何を見つけるのでしょうか。