ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

2017-01-01から1年間の記事一覧

ほがらか文庫045:「勉強の哲学」千葉雅也著

P.117「言語とは傷跡です。(中略)勉強とは、新たに言葉に出会い直すことで、その「言語の痛気持ち良さ」をまた反復することなのです。」 個人的に痛気持ちいいのは大好物w でも、まさか言語が傷跡だったとは! 私たちは、私は傷だらけ。 そう考えると、こ…

ほがらか文庫044:「日本人はどう住まうべきか?」養老孟司・隈研吾著

京王線の高尾山口駅が新しくなってしばらくが経ちましたが、これが隈研吾さんの設計なんですね。 そうと知る前も知った後も、私はそこに足を運んでしばしその建築物を見ています。 たいてい屋根というのは上から下への流れをもって作られるところを、ここの…

ほがらか文庫043:「あてなよる 大原千鶴の簡単・絶品おつまみ帖」

私の読書は始めから終わりまでの文字すべてを読んで、読了としています。 でも、「いつまでも読み終わらない本」があります。 それがこのお料理本です。 NHKのBSプレミアムで不定期に放送される「あてなよる」。 http://www4.nhk.or.jp/atenayoru/ そこで繰…

ほがらか文庫042:詩人 谷川俊太郎さんに会う

かの有名な詩人の姿を感じたくて、私はその時を待った。 2017年6月某日 立川。 会場に早めに着いたものの、全席自由席の開場待ちの列はできていなく、様子を見ながら、しれっと会場入口に近いロビーのソファに腰かける。 いつ椅子取りゲームの戦いが始まるの…

ほがらか文庫041:歌人 東直子さんに会う

新しい月を迎える前に、この月のできごとなりを振り返ってみる。 そうだ!今月は谷川俊太郎さんと東直子さんに会ってきたんだ! もう、その残像が歩いてきた道のだいぶ後ろにあって見えるか見えないか、そんな記憶になっている。 でも、色あせずに息づいてい…

ほがらか文庫040:「まだまだ知らない夢の本屋ガイド」

あまり小説の類いを読まない私に、想像力の価値を教えてくれた一冊です。 図書館の貸出カウンターに寄るとき、 ふと横目で新着図書コーナーを見るのは本好きには欠かせない情報収集の一瞬。 まさかのフィクションとは知らず、タイトルと目次に惹かれてお持ち…

ほがらか文庫039 : 「最高の結果を引き出す質問力」茂木健一郎著

この本を読んで、どう私が変わったのか。 誰かに伝えるかどうかは関係なく、 「思っていること、感じていることのなるべく多くを正直に言葉にして自覚しようと試みる」ように変わりました。 この本の中で、そう書かれているわけではありません。 先月読み終…

ほがらか文庫038:「〔完全版〕佐伯チズ式 美肌バイブル」佐伯チズ著

年末年始にゆっくりお休みをいただいたので、なんとなくお肌のお手入れを念入りにしてみようと思ったんです。 それで久しぶりに”佐伯式ローションパック”を朝晩の洗顔後に施していたら、お正月を迎える頃には、ふっくらもっちり素肌になっていました。 とい…