ほがらか文庫

ひとりよがりの読書記録

2018-01-01から1年間の記事一覧

ほがらか文庫051:「まちの本屋」田口幹人著

まさか半年前に読んだ本の舞台を訪ねることになるとは思いもよらなかった。 ディーラーの営業さんから詐欺のような電話を受けてから数ヶ月。いつだか車屋さんで書いていた東北旅行プレゼント企画に本当に当選していた。まったく詐欺ではなく、1泊2食の温泉…

ほがらか文庫050:「竜馬がゆく(四)」司馬遼太郎著

先日会った中学生。 歴史が苦手と言うものだから、 「私もそうだったけれど、今のあり様を理解するためには歴史を知らないとわからないよ」 なんて熱く語ってしまった。 どれほど伝わっただろうか。 事実、私はあらゆる授業の選択において、歴史を避けてきた…

ほがらか文庫049:「蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ」河井寛次郎著

夏から秋へ 季節の変わり目の楽しみは衣替え。 半年ほど仕事もせず、ラフな格好をしていたので、少し気持ちを引き締めてキチンと装いたいと思っている。 そんな考えから、用もあって、先日オーダーメイドのスーツを注文してきた。 私の体に合わせた寸法のジ…

ほがらか文庫048:「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子著

国語というのは、自分の気持ちや考えを言葉にする力をつけるための教科なのかもしれない。 と、作文や読書に勤しむ夏休みの子どもたちに接して思った。 「言葉にできたときにはその問題は解決している」とどこかに誰かが書いていたことを思い出す。 作文に悪…

ほがらか文庫047:「読んでいない本について堂々と語る方法」ピエール・バイヤール著

ひとりひとりの人生の小さな物語を大切にしたい。 日本人がなぜハワイが好きな人が多いのか。 それは、あのビーチへの憧れだけではない。 多くの日本人がハワイへ行って、幸せなひと時を過ごしたからだ。 世界中で様々な踊りがある中で、日本でフラダンスを…

ほがらか文庫046:「人体 5億年の記憶」布施英利著

昨夜の酔いが残っていて、めずらしく朝食のご飯を抜いて今。 ちょっと小腹が空いてきたところで。 さて、ご飯を食べるか、文章を綴るか。 食べてから書いた方が良いのか、 空腹を抱えたままの方が良いのか。 そんな問答が私の中で展開されている。 「私の中…