ほがらか文庫021:「民藝の教科書」久野恵一監修
前回、民藝の話をしたので、またまた私の宝物を紹介しましょう。
形から民藝に入りたい方は、この「民藝の教科書」①〜⑥をお薦めします。
残念ながら、私はまだシリーズ6冊のうちの1冊しか持ち合わせていません。
散々悩んだ末に、初めの1冊として選んだのが、「民藝の教科書⑥ 暮らしの道具カタログ」です。
本を開いてまずびっくりしたのは、監修者の久野恵一氏と対談しているのが、大好きな松浦弥太郎さん!なんという巡りあわせ!私の心の世界がどんどん繋がっていきます。
本書の内容は、タイトル通りの民藝品カタログです。
そのカテゴライズが素敵。
【雪国の手仕事】
【山あいの手仕事】
【平野の手仕事】
【海辺の手仕事】
【都から来た手仕事】
【新しい伝統の手仕事】
なぜ道具がそこで生まれ育ち長い間使われているのかがちゃんと分かるようになっています。
それから、「民藝との暮らし方」というテーマで、実際に民藝品を取り入れた住まいを何例も紹介してあるのは、理想を思い描くのにとても参考になります。
私はリラックスしたい時にこの本を開くんです。
心が穏やかになりますし、夢も膨らみます。
まだ持っていない①〜⑤は機会を狙って大人買いしたいものです。
思想から入りたい方には、柳宗悦の著作をお薦めします。
地理学のアプローチとして読むのも面白いです。
国内旅行に出かける前には、ぜひその訪れる地域の民藝品をおさえてから出発すると、より充実した旅になります。お試しあれ。